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農林省? [田舎暮らし]

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今日はオオムラサキさんに連れられて、隣町の津南の奥地に行ってきた。といっても先日キャンプした場所から道は違うがすぐそば。行ったのは昭和初期に開拓された農耕地で、今では使われていない数ヘクタールの広さがある田んぼ・・・というか、田んぼの成れの果て。(^^;
区画整理された区切りには、農林省(農林水産省ではない)の文字が見えて、時代を物語っている。

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山奥にこんなに広い水田が作れるのも不思議な気がするけど、冬には豪雪で雑草もぺしゃんこになるせいか、意外なほど水路も田んぼも姿をそのままに残している。面白いのは水田の区画によって、植物の種類が違うところ。狭いエリアで生存をかけた競争が行われているんだろうか?それにたぶん数十年前の品種の米が、今でも自然に穂をつけているところもある。

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この豪雪の地で育つ米が昭和初期に育てられ、いつしか人の手を離れてもしっかり毎年稲穂をつけているのもすごいなぁと感心。さすがに穂は小さいし、米粒も少ないけど、中にはちゃんと米が入っていた。

一緒にアワやヒエも穂をつけていたし、小さなひまわりも一面に出ていたけど、これも当時作られていたものだろうか?白米だけのご飯は贅沢な時代もあったろうし、このヒマワリも油を取ったんだろうかと、短時間ながらタイムスリップしたような気分になってしまった。
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コメント 2

ムー

興味深く読みました。
面白いですね~~
植物の生き残り方にちょっと感動します。

というのもうちの庭10年ほど前にひょっこり彼岸花が一本出たんです。
咲いたというより出た!って感じ。
その一本が多分地下で増えて(球根かな)多い年は10本弱出ます。
今年は1本でした。
この気まぐれさも不思議なんだけど(笑)
彼岸花は花が先で終わってから葉が出ます。そして種は出来ないはず。
ならばいったいどこからこの花は来たんだろう?
もちろんだれもここに植えてないんです。

あぜ道に並んで咲く彼岸花もあれは誰かが植えたんじゃないでしょう?
毒がある花ですもんね。
うちの日陰の庭と環境が違うけどあれもどこから来たのかなーと思います。
by ムー (2020-10-10 21:14) 

川越

>ムーさん
彼岸花はタネを作らないので、増える時は球根です。でも今まで出ていないところに急に出るというのは面白いですね。ネットで検索してみたら、地中深く植えられてしまった(土を入れた時とか、何かの要因で)球根は、なんとか地表近くに球根を移動させないと絶えてしまうので、元の球根よりも上に翌年の球根を作るらしいです。それを何年も繰り返して、地表に葉を出せるところまで上がっていくそうです。その間何年かかるのかは知りませんが、植物の生存本能(っていうのかな?)もたいしたもんです。

by 川越 (2020-10-10 21:31) 

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