旧赤線地帯

川越は小江戸や春日局で知られた場所で、喜多院の近くにはかつては指定地と呼ばれた赤線地帯があったらしい。実はそれらしき通りは目星をつけていたのだが、実際の場所は別の所にあったらしい。今日はいままでいくつか当たりを付けていたところに相棒と行って来た。


蔵が建ち並ぶ川越観光の中心は、本川越駅から北に上がった方角にあるが、観光客が向かう道筋を逸れて喜多院の裏手に回る。この辺りの赤線は吉原のように決まったエリアで囲い、女郎を表通りから選ぶような体裁ではなく、妓楼（ぎろう）と呼ばれる旅館のようなものだったようだ。いまはもちろん旅館にはなっていないけど、入母屋造の建物を目指して歩くと一定のエリアにちらほらと見つかる。妓楼とは遊女を置いて、客を遊ばせることを業とする店、旅館のことで、遊女屋、女郎屋などとも呼ばれたらしい。






今ではだいぶ取り壊されてしまったが、それとわかるような作りの屋敷はまだ料亭や天ぷら屋としていくつか残っている。今日はヘクトールしか持って行かなかったので、全景が撮れなかったのでまた出かけてみたい。というか、MTBで走りながらではまともには写せないし。帰りは夕焼けが鉄橋の向こうで綺麗だったのでパチリ。

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