まほろばのご主人と舞茸狩り

水曜日に舞茸ポイントを見て回り、まだしばらく先だと思っていたら、木曜日にはいきなり出始めた。慌てて長野のまほろば（http://mahoroba-momiji.sakura.ne.jp）のご主人にメールすると、明日（金曜日）にはこちらに来ると電話が入った。相変わらず腰の軽い人だ。

少し早いとは思ったけど、去年、今年と舞茸の成長がおかしくて、3日ほどで全く何もない状況からキャベツ大の大きさに成長してしまい、あっという間に虫に喰われて終わってしまう。なので、早い分には良いだろうと夕方までには来ていただいて近くを探そうという話になった。

ところが車を飛ばして彼が到着したのは午前１０時！「はえ〜よ」とは思ったが、とりあえずは車でポイントをいくつか回ってみた。今年はで始めるポイントが例年と違っていて、早い遅いの判断がつかない。

それでも水曜日には何もなかったポイントから、小ぶりながらも舞茸がいくつも出ている。結局６カ所みて回り、全部の場所で採ることができた。なんとなく去年と同じで一斉に出て一斉に終わるパターンのような気がしなくもない。

ともあれ、２時間ほど歩いて十分な量が採れたので、帰って囲炉裏で一杯始めることにした。炭焼きはしたことがないというので、まずは舞茸の炭火焼。シンプルだけどお酒のアテにはいい感じ。

舞茸はやっぱり天ぷらが美味しいし、自分としては舞茸ご飯が大好きだけど、シンプルな炭火焼もいい。平日の真昼間から飲み始め、天気がいいのでうちの前で二人して飲んでいたら、近所の人も立ち寄ってくれて話が弾む。そんなこんなで日が落ちる頃にはすっかり酔い潰れて、ふたりして寝てしまった。夜中に目が覚めたらまだ０時前。朝までが長いこと。でも久しぶりに存分に飲んで、楽しい1日だった。

今年はまほろばのご主人がヘルニアであまり動けなくなってしまい、例年の楽しみだった源流釣りキャンプができなかったけど、代わりに舞茸狩りを楽しんでもらえたのは本当によかった。また来年もやれればと思う。

コメント 2

僕よりもずっと後から田舎暮らしに入ったのに、ずっと田舎人になってますね。
羨ましいです。
僕は声かけてくれる人いないです。かける人もいないですし。
仕事が地元じゃないってこともあるんでしょうけれどね。
趣味のカヌーなどで行政やクラブのメンバーとは会いますけれど、それは僕の役職などに対してですからねえ。
そういう面ではリタイヤしたらここにいる必要もないですから気楽なんですけれどね。
by minton (2020-10-03 19:29) 

>mintonさま
私の場合はとても狭い村社会のようなところなので、若いので受け入れてもらいやすかったのと、いろいろ頼みやすい状況もあるかもしれません。それに周りの先輩たちはあまり遠くに行けないし、いつでも家にいる私には声をかけやすいのかもしれません。ありがたいことです。

そういえば、以前面識のない人と30分ほど立ち話をしたんですが、「田舎暮らしに憧れて、こんなところに来てもらうのはありがたい面もあるけど、ある程度若い人でないとこっちの負担ばかりが増えてしまう」と聞きました。

確かに田舎暮らしに慣れていない、雪国のことがわからない、雪かきができないなんて人だと、周りの人の方が大変になることはありそうだと思いました。しかも仕事をリタイアした年齢だと体力的にも田舎の人に比べても劣る面もあるし、人手を期待しても何も頼めないと、それこそ足手まといになってしまうということでした。

この人は私が他所の集落の人間なんで気兼ねなく本心を話してくれたんだと思いますが、話を聞いていて、なるほどなぁと思いました。

移住前によくネットで移住者の声を探していたときに、「なかなか地域に馴染めない」とか「仲間に入りづらい」「都会から来たせいか、距離を取られる」など、移住の難しさを嘆く声がありました。

当時は地域によってはそんなこともあるのかもしれないとか、確かに田舎の人は排他的なところもありそうだ、とか考えましたが、実際にはもっと現実的な問題も多いのかもしれないと思いました。田舎は基本年寄りばかりですからね。

でも現実にはそんなことはないんでしょうけど、mintonさんの口から「リタイアしたらここにいなくてもいい」という考え方が出るとは意外でした。でも仕事が地元じゃないというのは、確かに地域の仲間意識という面では希薄にならざるを得ないかもしれませんね。もちろんメリットとデメリットはどちらもあるでしょうけど。
by 川越 (2020-10-03 20:14)