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初めての6×6 [カメラ]

初めて66フォーマットのカメラを使ったのはつい最近のことだ。最初はマミヤC220という二眼レフを友人から譲り受けたのが始まりで、おそらく4〜5年前になる。レンズ交換ができるこのカメラは何度か旅行にも行ったが、ともかく重かった。66のフォーマットには憧れもあったが現実に体力のなさはカメラを持ち出す機会を減らして行ったのも確かだった。
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<マミヤ6>

その後にC220をオークションに出して、蛇腹の折りたたみ式のマミヤ6を手に入れた。これはピントを合わせるのにフィルム自体を前後させると言う精密なカメラで、コンパクトにもなるので海外にも連れて行った。プラハの66はこのカメラだった
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<マミヤ6>

その後やはりローライが欲しくなったが、値段ももちろんあったけど、重いカメラは懲りていたので同じローライでもフレックスは選択の対象にならなかった。できれば4×4のベビーローライが欲しくなったのもこの頃だったが、フィルムのなさが致命的だった。思えばここでベビーを手にしていればまた違った世界があったのかもしれない。いまは「かわうそ商会 http://kawauso.biz/」で4×4のベビーサイズフィルムも普通に手に入る。
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<マミヤ6>

古いマミヤ6は確かC220が1万強で売れて、それを元に6千円くらいで手に入れたが、シャープなレンズは蛇腹と6×6サイズということもあって、いい悪いは別として私にとってはかなり衝撃的な絵になった。ただしこのボディ固有のものだとは思うけど、画面上の両端が少し落ち込む。それとアウトフォーカスを楽しむようなレンズではなく、その点ではコードのほうに分があった。
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<マミヤ6>

それでもシャープさには満足で、いまでもフィルムが入っているお気に入りでもある。今後はいままで敬遠して来たローライフレックスのしかもプラナーがあるので、シャープさとはまた違った66の楽しみ方ができると思うと楽しみだ。それに来年にはベビーも手元に来るはずなので、コードやフレックスとの違いも気になるところ。でも軽さのアドバンテージは私にはかなり大きいような気がする。

そういえば昨日、ローライフレックスを持って近くバールに行ったら、「すげ〜!」という大喝采で迎えられてビックリ。なんと写真まで撮られた(^^; いままでにも二眼レフを持っていたら、飲み屋のママに「可愛いカメラ」などと言われたり、電車で女子大生(?)に声をかけられたりしたことがあるけど、二眼レフはどうやら現代っ子達には不思議な魅力のあるカメラに写るらしい。お辞儀をして写す以外にも、二眼レフはスナップに向いているのかもしれない。特にローライフレックスは重さを補ってあまりある使いやすさがあるような気がする。レンズの良さはすでに定評有りだし、凄いカメラだと今更ながらに思う。
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上海狂人

2眼レフは他人の警戒心を取り除くようで、結構皆写ってくれたりします。ナンパの道具にもなりますね。

最近は6×6はフレクサレットで満足しているので6×7のマミヤ7が欲しかったんですが、安さにつられてペンタックスになりました。本当はリンホフかパノンのパノラマが欲しいんですけどね。
by 上海狂人 (2010-11-26 06:08) 

川越

>上海狂人さま
こんにちは。上海狂人さまから「ナンパ」なんて言葉が出て来るとは意外でした。でも確かにそんな感じが二眼レフにはありますね。向こうは持っている人には全く興味は持ってないでしょうけど(^^;
マミヤ7はちょっと高い印象がありますね。ペンタックスはレンズ付きなどででていますから、割安感があります。しかしリンホフやパノンとなるとまたすごいですね。スデクでしたっけ?プラハを写した写真集があったような気がしますけど。
by 川越 (2010-11-26 10:19) 

binbiilu

いやあ、楽しみがふくらんでますね。うらやましいです。
いよいよ「カメラのせいにできないカメラ」まで行かれたわけで、あとはもう可愛がっていっぱい撮るってとこでしょうかね。あれってたぶん時間がゆっくり流れるんでしょうね。いいなあ。
by binbiilu (2010-11-26 11:49) 

川越

>binbiilu さま
コメントありがとうございます。「カメラのせいにできないカメラ」って、確かに言われてみればそうですね。でももともとへたっぴ写真なので、全然気にならないです。むしろ素敵なカメラが手元にあっていつも眺めたり、触ったりして満足してます。写真たくさん撮れよって話しですけどね。でもフィルムは現像代がかかるしなぁ。←ビンボ臭い話しですみません。(^^;

ところで二眼レフっていくつか使いましたが、このローライフレックスはちょっと特別です。私にとってはかもしれませんけど、とても操作がスムースにできるんです。絞り、シャッター速度、ピン、フィルムの巻き上げとシャッターチャージ。全てがやりやすい場所に、やりやすい操作感で行えて、むしろスナップシューターにはピッタリと感じます。以前自転車のレース会場でローライフレックスを2台繋げて撮影している人を良く見て、そのときは「なんで二眼レフ?」と思いましたが、いまでは納得できます。すごく使いやすいです。びっくりしました。
by 川越 (2010-11-26 12:17) 

上海狂人

パノラマはチェコ写真の王道なんです。スデクはパノラマコダックという戦前のボックスカメラを使ってます。No4だったかな?
この人は片手なんで普通に手持ちでカメラが使えないので中判や大判を木製スタンドに乗せ、キャップで露光をしていたんです。
by 上海狂人 (2010-11-26 16:59) 

川越

>上海狂人さま
パノラマ写真ってプラハなんですか。それじゃあやはり1台は手にしてプラハを写さなくてはいけませんね。しかしキャップで露光ってのはなんとも優雅な時代ですね。フィルムも感度が低なったんでしょうけど、私には想像がつきません。あっ、でも針穴写真には興味があるんですよ。
by 川越 (2010-11-26 18:12) 

M

おはようございます!
コードは自分も持っていますけど、ピントの山がつかみずらくていつも苦労します。だから最近はお留守番ですね。
でも、フレックスは良いでしょ?ピントが掴みやすいってのはアドバンテージだと思います。
ベビーもコードよりピント合わせは楽ですよ。

パリでベビーを首からぶら下げていたら、多分ドイツ人の老夫婦だと思いますが
ベリーナイス!って言われました

そうそう、こちらも交換トレードでどうですか?

かわうそ商店のご紹介ありがとうございました。m(_^. .^_)m
by M (2010-11-27 08:44) 

川越

>Mさま
コメントありがとうございました。今朝は早朝から仕事で先ほどもどりました。
コードは確かに見づらいですね。中心部しか見えない印象がありますが、私は何となく馴れてしまいました。ベビーもピンは合わせやすいんですか。楽しみです。
私もベビーを下げてパリを歩いてみたいです。1月にはどやら行くチャンスがありそうです(^^)

交換は嬉しいですが、Mさまの欲しいものを持っているのかなと思うのですが・・・。(^^;
by 川越 (2010-11-27 22:59) 

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