先日キノコ狩りに行った時に、古い廃道の脇に神様があった。山の中で既にキノコ狩り以外は訪れる人もないところだけど、こいうのを見るとかつては人通りも多かったんだろうなぁと思う。
よく見ると疱瘡神とある。江戸時代を通じて死因のトップはずっと疱瘡だったらしい。もちろん疱瘡があったのはそれ以前からだろうから、神頼みとして他の神様と一緒にこうして並んでいるのだろう。
江戸時代末期にこの神様がここに置かれたとしても、ざっと2〜300年。気にしていなかったけど、前に見つけた古道の秋葉様に埋もれていた寛永通宝も江戸時代に使われたものだけど、こちらの神様の辺りにも賽銭が埋まっているのかもしれない。
こちらの市中に何を祀ったのか分らない「地神」があります
かなり大きな石に「地神」と彫ってあります
時には花も供えてあり信仰されているのかも知れません
無信心な者から見ると多少後ろめたさを感じます
戦前に教育された人は神社の前で必ず脱帽拝礼されます。
by micro (2020-11-23 17:11)
神様とか厄除けって都会でも習慣は残ってますもんね。
銀座や赤坂の真ん中の細い路地奥に赤い鳥居があるし、
しかたなくビルの上に上がっちゃったのもあるし、
住宅地のお地蔵さまはいつも花が供えられています。
以前うちの隣は敷地の片隅に立派な鳥居があって、
わけを聞いたら何度も火事にあったお爺ちゃんが建てたもので、
そこが分譲されて鳥居が無くなった時は火事でないだろうねーと心配したものです。
私の中にも信じる気持ちがあるんだなーと思います。
by ムー (2020-11-23 21:45)
> microさま
昔の人は信仰心というか、躾がなされているので、神社仏閣などの前を通る時にはちゃんと頭を下げるし、お参りに仕方も知っていますよね。私はそんな当たり前のこともわからないことばかりですが、田舎暮らしを始めてこうしたことが気になるようになってきました。歳のせいもあるかもしれませんが、ほんとうはこういうことを子供たちに伝えていかないといけないんだよなと思ったりします。ダメな大人です。
by 川越 (2020-11-24 18:17)
>ムーさん
そう、都心のビルの間にも意外と神様が潜んでいたりしますよね。もともと人がいるところには当たり前のようにあったものですから、今でも残っているのが当然なのかもしれません。日本人って今の世代の大人くらいには辛うじて、よろず神様の考え方が頭の中に染み付いているんでしょうね。良いことだと思います。
by 川越 (2020-11-24 18:20)