お正月の楽しみ [カメラ]
以前、プラハのMamiさんから譲って頂いたローライフレックスには、革ケースとストラップも付けて頂いた。革ケースの革はとてもしっかりした作りでまだまだ使えそうだけど、残念ながら糸がかなり解れていて、そのままでは落とすことはないにしてもちょっと心配だった。
そこでお正月の休みを利用してこの革ケースを補修することにした。まずは麻糸と革を縫うための針を見つけて来て、麻糸を蜜蝋(ミツバチの巣を構成する蝋で、ロウソクなどにも使われる)でロウ引きした。蜜蝋は昔ナイフのさやの補修などに使うので持っていたもので、いろいろ使っているけどなかなかなくならない。ナイフのさや以外にもベルトやバッグなど、なにかと使い出がある。
糸の太さ、強さ、針の長さなどいろいろ見て決めたけど、なんとかなりそう。あとは時間をかければまた何年も使えるだろう。こうして手を加えることで、ますます愛着が湧いて来る小物達は長く使えるとてもいい道具だと思う。お酒でも飲みながら裁縫のまねごとをするのがいまから楽しみだ。
最近クリスマスや正月の内容が多いのは、もちろん忙しさから来る現実逃避です(^^; あ〜、仕事がなければいいのに・・・生きて行けないっての!(T T)
我々は50年前のカメラを愛玩してますが、これがデジカメなら5年前のものは粗大ゴミです。
昨日チョートク先生とお会いしましたが、最近のフイルムを知らない世代がフイルムに目覚めていると。それは確実なデジカメに対するアンチテーゼのようなもので、「写らない」ということにその面白さを感じていると。我々はすでにいつでもだれでも簡単に撮れ、その場で見れるという理想を叶えてしまったということに気づいていない人が大部分ではないでしょうか。
by 上海狂人 (2010-12-18 17:31)
>上海狂人さま
長徳さんはいまプラハなんですか?昔新宿のヨドバシでお見かけしたことがありましたが、お話しする勇気はありませんでした。
街中を見ていても、確かに一部にはフィルムを新しいものとして受け入れている若者がいるように感じます。多くの場合それが若い女性のように感じますけど、確かに彼女達は「写らないこと」を楽しんでいるような面もありそうです。
私もバルナックやローライなどで露出計も持たずに写して、上がったフィルムを見て喜んでいますが、そんな楽しみ方もおもしろいです。
by 川越 (2010-12-18 17:50)
う~ん、こういう楽しみがあったのですね。シブイです!
by binbiilu (2010-12-18 18:31)
>binbiilu さま
こんな楽しみ方って、写し方? それともお裁縫でしょうか?(^^) どちらも楽しいです。
by 川越 (2010-12-18 18:51)