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ありがたや [山菜と木の実]

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数日前に釣りから帰る途中、大きなイチョウの木があって銀杏が地面にたくさん落ちていた。もちろん昨年の秋に落ちたものだけど、大きくて立派な実だった。その時は下り坂の途中でもあって見るだけで帰ったけど、一昨日相棒も大好きで食べたいというので拾いに行って来た。

イチョウの木の近くにあった家の前におばあちゃんがいたので、「銀杏を少し拾わせてください」とお願いしたら、「いくらでも拾っていってください」と快く言ってくれた。

安心して銀杏を拾っていたのはいいけど、すぐにこのおばあちゃんが何やら言いながら来てくれた。よく聞けば「これを持っていけ」と言っているようで、見ればきれいに洗った銀杏が袋いっぱいに詰まっていた。

「こんなにたくさんもらっていいんですか?」というと、「食べきれんから持っていってくれ」と言ってくれたので、なんのお礼もできないないけど、ありがたくもらって来た。田舎ではこんなことが珍しくないから嬉しい。

昨夜は少しだけ食べてみたけど、冬を越しているはずだけど全然問題なくて、美味しく食べることができた。二人とも銀杏は大好きなので、しばらくは酒のつまみにもなりそうだ。
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上海狂人

銀杏おいしいですね。面倒なので買ってきますが新潟は安い。
いつも紙の封筒に入れて、それをレンジで1分くらい温めると、中で弾けます。その封筒に塩入れてカシャカシャ振れば塩味銀杏のできあがり。

週末は雨になりそうです。釣りは無理かな。

by 上海狂人 (2023-04-06 15:51) 

川越

>上海狂人さま
レンジがあるとそんなことができるんですね、いいなぁ。うちにはレンジもないのでストーブでやりますが、1分というわけにはいきません。まっ、お楽しみはじっくり時間をかけてです。(^^;

週末は雨ですね。残念。餌釣り用の仕掛けでも作って、本番ルアーのフックをチェックしましょうか。
by 川越 (2023-04-06 16:37) 

Yozakura

川越さま
 贈り物に頂戴した銀杏の袋、お写真を漫然と眺めている裡にフト、思い出した逸話が有ります。

 もう50年ほど昔のこと、大学の寄宿寮に4年間、ずっと居住していました。某・旧制高校の校舎が一部、戦前の建造物その侭に転用された寮は広大な敷地を擁し、嘗ての銀杏並木も健在で、秋は金色の果実を周辺に燦燦と降らせていました。
 寮生は私も含め、物臭な学生が大半で、落ちた銀杏には然程の関心も払わず、出入り自由のご近所の皆さんが時々並木付近を散策しては、ぎんなん拾いの一時で、楽しいピクニックを愉しんでいらしてました。

 そんな中、後輩の理系学生が一人、割と小真目(こまめ)にぎんなん拾いに精を出しては、せっせと集めた果実から臭い果肉と果皮を丁寧に除去し、洗面器で洗浄してから乾燥を経て、電熱器で煎ってはボリボリと齧っていたのは、可なり珍しい景色で、記憶に残っています。

 その理系の後輩氏は、街で擦れ違った若い女性が思わず振り返る程の色白の美男子で、整った容貌が銀杏の落果を齧る光景に不思議と似合っていたのが記憶に残っているのです。
 若い頃は思慮も浅く、私もそれ程深くは考えもしなかったのですが、
 今から推察するに、理系の後輩氏もそれなりに寂しく、電熱で煎った銀杏を齧って居たのも、孤独を紛らす手近な一助であったのやも知れません。
 貧しいのは、私も含め寮生全てが貧しかったのですが、孤独を癒す術は、各人各色の手法があったのでしょう。

 贈呈された銀杏、そして加工処理された銀杏、共に賞味なさって下さい。
お元気で。
by Yozakura (2023-04-08 14:23) 

川越

>Yozakuraさま、お久しぶりです。こちらでも桜が咲き始め、春がいよいよ始まった気分です。
50年前のお話、なんとなく北大をイメージしてしまいました。ともあれ、銀杏のみを一人拾っては齧っていた美男子というのも寂しいような不思議なような。その美男子学生、今はどこでどんな生活をしているのやら?
私の場合、銀杏はストーブの熱でいって相棒と二人で酒のつまみにしています。一冬越したものですけど、意外とそのままの味を保っているようで、毎晩楽しんでいます。
by 川越 (2023-04-08 14:54) 

Yozakura

川越さま
 返信を拝見しました。川越氏の夢に水を差すようですが、2点ほど回答差し上げます。

> なんとなく北大をイメージして----

 全く違います。北海道大学の公式ホームページ上には、確かに札幌キャンパス内で紅葉する銀杏並木の美麗な写真が掲示されて居りますが、それは別の大学の施設です。

> その美男子学生、今は何処でどんな生活をして----

 これも全く関知して居りません。専攻も全くの畑違いで、彼が学部に進学した時点で、その後の生活の委細なぞ知る由もありません。ただ「銀杏を独りで齧って居たのは、畢竟、孤独の為せる業だったのでは----」と、漸く此の年齢に達し、頼りなくも推察しているだけです。

> 意外と、そのままの味を保っているようで----

 矢張り、固い殻に保護された果実は容易なことでは腐らず、味覚が保持される訳ですね。お愉しみ下さい。お元気で。
by Yozakura (2023-04-08 19:34) 

川越

>Yozakuraさま
勝手な推測にレスをいただいてありがとうございます。もちろんクイズのように回答を求めたものではありません。

銀杏に限りませんが、植物の種子というのはすごいものですよね。ときおりタイプカプセルのように数千、数万年の時を超えて発芽してしまうこともあるんですから。

そういえば最近はきゅうり、南瓜、ズッキーニなど、いろいろな野菜の種を瓶に入れて貯めています。今はキャベツの花が咲いて来たので、これもタネが採れそうです。もちろん今年ももう少ししたらそれらの種を蒔いて発芽させる予定です。(^^)
by 川越 (2023-04-08 20:46) 

上海狂人

種子の話ですが、蓮の古代種というのがあります。弥生時代の遺跡から発掘された古代の蓮を現代に咲かせ、今では普通にあるようです。武漢が湖沼の多い町だったので蓮の名産地でしたが、日本から入れた種で育てた古代種の蓮も咲かせていました。
by 上海狂人 (2023-04-10 09:33) 

川越

>上海狂人さま
ハスの古代種はあちこちで目にしますね。川越でもありました。こちらでも耳にした気がしますが、場所がわかりません。検索すれば出てくるかも。武漢にもあるんですね。今週は暖かくなりそうなので種を植えて、苗を作ろうと思います。畑はもう少し乾いてくれないとダメですから、雪の消えるのが早いとは言っても、やはり植え付けは例年通りくらいになりそうです。
by 川越 (2023-04-10 10:56) 

Yozakura

川越さま
 態々の返信、恐縮です。
 今回は、綺麗に洗った袋一杯の銀杏を川越夫婦に贈った地元の高齢女性の写真をみて、何処とは無しに「他者との繋がりを求める、有るや無しやの気配り」に、この年で漸く思い到り、
 その昔、独り銀杏の果実を煎っては齧っていた後輩学生氏の心情に想いを馳せ、思いつく侭に書き連ねた次第です。
 云うなれば、後輩学生も、そしてこの私も孤独であり、人付き合いが不器用だったのでしょう。

 そちらは、桜満開の時季に積雪があったとの由、肴に為りそうな演奏クリップでもありましたら、口直しに別便にて連絡します。
 お元気で。

追伸:
 なお例の北大の銀杏並木ですが、念の為、再度HPにて確認したところ、「紅葉----」ではなく、矢張り「黄葉した銀杏並木」と表記されていました。訂正します。失礼しました。
by Yozakura (2023-04-10 15:10) 

Yozakura

川越さま
 それでは早速、ネット上で適当に拾ったクリップを勝手に紹介させて下さい。猶、御不用の節は、どうぞこの投稿を削除なさって下さい。
 どうも失礼しました。

 猶、紹介していますのは、何れも著名な動画共有サイト上に掲示されているもので、その検索要素のみを列挙した次第です。

(1)「赤坂の夜は更けて、カラー化、nandemo」

 元々のオリジナルな映像(1965年12月31日付け演奏)は白黒しかないのですが、投稿者が色付けしたのでしょう。本来のモノクロ演奏風景が丁寧に 彩色化され、印象が一変。お上手なものです。


(2)「赤坂の夜は更けて、懐メロshowa」

 オリジナルの演奏風景はごく一部で、その頃の夜の盛り場の光景が随所に挿入され、それはそれで味付けとなっています。お気に入ると宜しいのですが。御不用の節は削除なさって下さい。失礼しました。
by Yozakura (2023-04-10 15:44) 

川越

>Yozakuraさま
教えていただいたyoutbe観てみました。赤坂は相棒と付き合う数年前まで、10年ほど付き合っていた女性がいた街でもあり、私にとっては懐かしい響きです。大きなホテル火災や独特なデザインのプリンスホテル。その前にあるボート池ではバス釣りもよくしました。ありがとうございました。
by 川越 (2023-04-10 19:17) 

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