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本が届いた [本]

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●「越後の鬼」磯部定治 著
●「山里の記憶 1、2巻」黒沢和義 著
この3冊の本が届いた。どちらも昨日ネットで注文して、翌日に届くなんてなんとも便利な世の中になったものだ。本を探すのも簡単だし。問題はついついたくさん買ってしまうことだけか?

「山里の記憶」の登場人物は、長く秩父の山里で生き抜いて来た70〜80歳代の方たちで、彼らの大事にして来た味、技の記憶を記録したもの。同様のものは以前手に入れた宮崎県椎葉村で暮らす、椎葉クニ子さんの語る記憶を綴った「おばあさんの植物図鑑(斉藤政美)」、「おばあさんの山里日記(佐々木章)」があるが、どちらも昔から伝わる風習なども取り入れて、山菜や木の実、草の実などの食べ方、道具の使い方などが出ている。「山里の記憶」の著者、黒沢氏が憂いているのは、本に登場した皆さんが高齢化し、記憶の糸が断ち切れることだ。すでに多くの蓄積されて来た情報が記録されることも伝わることもなく、プッツリと途絶えてなくなっているのだろう。

「越後の鬼」はちょっと興味があって手に入れてみた。世界各国、日本全国にある鬼の伝承は、興味深い。

●「きのこの森の雑記帖」・瀧口道弘著
●「おばあさんの惣菜」・安部ヱミ著

この2冊も明日には届くだろう。いまは読む時間がないのが残念だけど、来週は時間が取れそうなのでのんびり読書できるかもしれない。

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コメント 6

上海狂人

こういう本を頼むとはますます魅入られたようですね。鬼は怖い存在ですが味方にすれば強力な守り神になりますよ。
そういえば聞いた話で確証はまったくないのですが、どこかに鬼の子孫がいたような。
その家系には稀に凄い能力の持ち主が生まれるとか。都市伝説の類かもしれません。
by 上海狂人 (2011-03-02 22:35) 

川越

>上海狂人 さま
つい目についたので買ってしまいました(^^; 
こういうのは興味を持つと面白いですね。でも鬼の遺伝子ってあるのかなぁ?今日電車の中でいろいろ考えてしまいました。もし本物の鬼の遺伝子があれば、肉体的な能力だけでも凄そうですね。
by 川越 (2011-03-02 22:49) 

kuroo

川越さん こんにちは 黒沢です
うらべにさんのページから飛んできました。
本の紹介をありがとうございました。
秩父の生まれなので、秩父で始めましたが、日本全国でやって欲しい活動だと思っています。
ちょうど自分の親の世代の話なので、何とか残したいと必死になっているのかもしれませんが・・・
川越さんのような、本に詳しい方の批評を仰ぎたいです。
素人の本なので、今後に生かせればと思います。
ご指導の程、よろしくお願いいたします。
by kuroo (2011-03-08 10:12) 

上海狂人

「山里の記憶」、こういう本は貴重な資料ですね。
かみさんのオヤジさんは徳島の山岳地方の方言を色濃く残していることばを話すとかで、どこかの大学が調査に来て録音していったそうです。
小手先で面白おかしくしただけの本が売れる世の中ですが、そういう地道なフィールドワークは評価されないといけないですね。
by 上海狂人 (2011-03-08 17:23) 

川越

>kuroo さま
出張中で、返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。「うらべに」さんのところにはちょくちょく覗かせて頂いています。秩父には一年を通じてよく遊びに行くのですが、こうしたお話はなかなか触れる事が出来ないので、貴重です。それでも地元の人に野菜の干し方などを聞いては、喜んでいます。

まだ本は読んでいないのですが、少しづつ読ませて頂きます。キノコや猟の話しなどはとても楽しみです。うちの相棒も猟をやりたいようで、狩猟免許を取るつもりでいるようです。kuroo さまのブログにもおじゃましていますので、またよろしくお願いいたします。

そうそう、私は本に詳しいわけじゃないんです。あまり読まないし(^^; ただ食い意地が張っているだけなんですよ。ただこういう本はやはり貴重で、見つけたときに買わないとなくなってしまうので、できるだけ買うようにしています。
by 川越 (2011-03-09 11:52) 

川越

>上海狂人さま
田舎の文化も消えつつありますが、その基本とも言うべき言葉はもう間に合わないんじゃないかと思うくらい、使える人が少なくなっているんじゃないでしょうか。言葉や古い地名にも興味はありますが、どちらもそのまま残しているのは貴重ですね。
by 川越 (2011-03-09 11:54) 

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