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また古銭を見つけた [いなかの伝承]

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今日も菅刈集落の山の上を抜ける菅刈古道沿いにある薪を下ろしに行ってきた。そのついでに今まで興味がありながらも、なかなか行く機会がなかった古道を先に進んでみた。本当にこんな道を歩いたんだろうか、そもそもこれは道なのかと思うような、尾根伝いに人一人がやっと通れる獣道のようなものが残っていた。

蹴つまずいたら一気に谷底まで転げ落ちるような険しい道で、木の根元にはマムシがとぐろを巻いていたりと、亡くなった人がいても全く不思議がない。古道は残念ながら途中で藪に覆われて進路がわからなくなってしまい戻ってきたが、いつもの山の神さまに手をあわせると、毎回見ていたはずのところに雨で土が流されたのか、また古銭が見つかった(前回は「ちょっと歴史の裏道へ http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-06-15」)。

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今度の古銭は前回の寛永通寛よりも痛みが激しく文字が読めない。というよりも、作り自体が結構雑にも見える。寛永通寛よりも少しだけ肉厚でサイズも微妙に大きけど、寛永通寛も百以上ものバリエーションがあるらしく、作られた地域が違うのか時代が違うとしても、同じ一文銭の貨幣かもしれない。

どうやら「寛」らしき文字と「通」らしき文字が見えるので、前回とは違う寛永通寛のバージョンだろう。でもこの古道の歴史も古いので、この古銭がいつ頃のものでどんな人が手を合わせた時のものやらと、思いを巡らすのはちょっと楽しいことでもある。
タグ:菅刈古道
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