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金床の成形 [道具]

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今日は時間と気持ちに余裕があるので、前々からやりたかった金床の成形に手をつけた。この金床は以前にもブログに出したことがあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-10-19)、鋸の歯を左右に振り分ける作業や、カンナの刃やノミの刃を細かく叩いて、鋼の部分を伸ばしたいときに使う。

そのときに刃先を当てて叩くには、金床が曲面のほうが刃物の裏に線でなく点で当たるので都合がいい。そこで長四角の短編を1つと、ついでにアサリ出しに使う長い辺の1つ、それに3つの角をトンカントンカンと鍛冶屋の真似事をしてひたすら叩いて曲面を作り上げることにした。
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時間はまあまあかかったけど、素人仕事にしてはそれなりに上手くいった。この金床は見ての通りレールの廃材だけど、一応は古いけど専用の商品。そのためなのか、丁寧にもレール材の焼きなましがしてあるようで、想像以上に柔らかい。

H鋼の金床もあるけど(http://photo-bici.blog.so-net.ne.jp/2016-05-30)、こちらは叩くとチンチンと叩いた反応もかなり硬い。でも刃物の修正にはカチカチの金床よりも軟鉄の方がいいので、これは嬉しい誤算。

今持っている道具は中古ばかりなので、手入れをするにもこうした作業をすることが多いので、今後も役立ってくれるだろう。早速ノミを一つと小さいカンナの刃を叩いて修正、思いの外上手くやることができた。

金床も台のない金属だけのものよりも、下に木の台があると当たりが柔らかくなって、音も小さいようだ。こうして手をかけていくとカンナやノミはもちろん、金床さえも自分だけの道具になっていく気がして、ますます愛着が湧いてくるのが楽しい。
タグ:金床
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