古いボトルケージ [サイクリング]
CONTAX S-PlanarT* f2.8/60
先日古い友人が連絡をくれ、ブログを見て「最近乗ってないですね」と言われてしまった。実を言えば今年になってまだ1度しか自転車に乗っていないし、距離もせいぜい30キロだけ。自分でも今年は乗ってないなと思うけど、どうも今年は冬の間から時間がない。
冬はよその雪かきで時間がなかったのはわかるけど、春は春でのんびり過ごす時間がない気がする。歳をとって時間の流れが速くなったというだけではない気がするけど、日々何もしてないのに雑多な用事で時間がなくなる。
今日は夕刻に雨が降り出したので畑を止め、自転車を眺めてみた。いろいろ変なところが多い自転車だけど、ボトルケージ(自転車用の水筒を止める金具)を見ていたら、亡くなってしまった名選手、森幸春さんとの会話を思い出した。
「川越君、わかってるね〜。これなんだよなぁ。アルミやカーボンもあるけど、荒れたところでスピード出していると、水が入っているとこれじゃないと飛び出すんだよな」
と、そんな話しだった。
自分としてはボトルが飛んだ経験は2〜3回しかないけど、確かにレース中にボトルが飛ぶのは困る。それにしてもこんなに太い鉄の棒を使わなくてもと思うが、海外のレース写真を見れば、いくらでもアシストに持ってきてもらえるエース級選手でもこのケージを使っていた。
当時日本では手に入らず、イタリアのミラノにあった専門店で、お宝を買うような気持ちでまとめて手に入れたのを思い出した。いまはネットで手に入らないものはない。たぶん良い時代になったんだろうが、手にする喜びは昔の方が大きかったかもしれない。
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