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イチジク追加 [イチジク]

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昨日のこと、バイト先の隣のお父さんが「イチジクが虫にやられたから、枝を全部持っていって良いよ」と言ってくれた。みれば確かに大きなイチジクの木が1/3ほど葉が付かずに枯れている感じで、穴もそこら中に開いている。去年枝を1本いただいた時は元気だったので、その後に卵を産み付けられたのかもしれない。

全部と言われても困るので、昨年伸びた枝を2本もらってきてすぐに挿木にしてみた。本来なら切った挿木は18時間水につけると成功率が上がるらしいが、それを知ったのは鉢に刺した後だったので、そのまま進めることにした。うまくいけば二ヶ月後には小さな鉢に移し替えることができるはず。というか、できて欲しい。

でも枝の先の方は葉が出ているので挿木は難しいらしい。つまり葉っぱから水分がどんどん抜けていくので、水が間に合わなくなるということ。それにイチジクの挿木の場合、新しい葉が出てきたから根付いたと思うのは間違いで、根は葉が伸びた後からでるという。これで勘違いしてけっこう枯らしてしまう人が多いという。

確かに葉が出てきたら根付いたと思って安心してしまう。あとは挿木の場合は肥料を入れたらダメで、水だけで育てなければいけないのだという。去年畑に挿し木したときは、そんなことは知らずに肥料を入れ、葉っぱが出てきたからもう大丈夫と安心していたけど、今年新しい芽が出てきたのは単に運が良かったのかもしれない。

土のこと、肥料のこと、植物自身のこと、いろいろ知らないことだらけで、ちょっと調べるだけでも興味深い。まだ何も知らないけど、この世界に夢中になる人がたくさんいるのもわかる気がしてきた。とりあえずはこの挿木のうち、4〜5本がうまくいってくれれば良いんだけど。
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コメント 4

Yozakura

川越さま
 無沙汰しております。
 先週、こちらの虫食い無花果の枯れ木の記事、斜めに読み跳ばした侭に通過して仕舞いました。私には農作業の知識はゼロ、挿し木なんて考えたこともありません。ただ「虫食い無花果」の言葉に、子供の頃に愉しんだ「イチジクの樹木周りの虫取り遊び」をフト思い出しました。

 60年以上も昔、小学生時代の放課後、6月から7月に掛け初夏の頃、自宅からかなり離れた友人宅の近所まで時々、虫取りに出掛けたものです。其処には、子供の眼には割りと大き目の無花果が聳え立ち、南側に面したその幹の中腹がやや屈曲して樹皮が少し捲れ上がり、其の部分から樹液がタラタラと樹皮伝いに這い落ちている箇所が有りました。
 で、夏になると毎年の如く、其処には大量のカミキリムシが「我も我も!」と押し寄せて犇めき合い、押し競ら饅頭の団子となって、樹液を吸い捲くるのです。子供の手でもいとも易々と捕まり、もう「取り放題!」の天国でした。
 カミキリムシを一匹づつ固目の糸に括りつけては空中に飛ばしたり、互いに争わせたり、或いは紙を用意して噛み切らせたりと、遊びのレパートリーも結構豊富でした。
 数も短時間の裡に軽く60匹から80匹以上は集まって居ましたが、種類はただ一つ、シロスジカミキリムシだけ。やや暗い深緑色の細長い甲殻に白い斑点がポツポツと連なる形状は見た目にも鮮やかで、長い触覚をフリフリと駆使して動き回る様子は千変万化。眺めるだけでも、遊びに飽きることはありません。
 遊んだ時間は昼間だけでしたが、その限りでは、他の昆虫は寄って来ませんでした。

 其処が飛びっ切りの美味しい餌場だけに、カミキリとしては夏場の時季に栄養補給に専念して一族の繁栄に勤しむ重要な時季であり、小学生の玩具として弄ばれるのは、イイ迷惑だったのかも知れません。でも、野外の夏遊びとしては実に面白く、授業が引けた後の快適な放課後の一時。絶好の虫遊びでした。

 川越氏の挿し木作業の紹介記事に触発され、ついつい長話となって仕舞いました。またお時間ありましたら、田舎暮らしの一齣を紹介して下さい。
 お元気で。
 
 
by Yozakura (2022-06-01 14:00) 

川越

>Yozakuraさま、お久しぶりです。早くも6月、梅雨の季節に入ってしまいました。
カミキリムシ、イチジク栽培者には天敵とも呼べるような昆虫らしいです。でも私も子供の頃にはこの虫で遊んだ記憶があります。

今でも積み上げた薪に穴を開けて潜り込むのがこの虫ですが、薪にたかるカミキリムシは我が家の場合は10種類ほどいるような感じです。大型の幼虫はこの辺の年寄りは焼いて食べたと聞きます。多分甘くて美味しいのでしょうが、自分では勇気が出ません。

それに大きいカミキリムシはとあるトラウマがあって、実は苦手な昆虫でもあります。子供の頃には平気だったのに、今では苦手な虫の数も増えてしまいました。

何があったわけでもないのに、苦手なものと平気なものが出来るのも不思議な感じがします。
by 川越 (2022-06-01 16:12) 

Yozakura

川越様
 返信を拝見しました。「それは、無花果栽培者の天敵である」との由、初耳です。
 ネットで検索しますと、某・自治体の農業栽培技術センターのHPでは「カミキリムシは見つけ次第に処分!」などと殺気立った文言が連なっています。特に栗などの「果樹栽培の敵」として標的にされています。
 無邪気な小学生気分の侭でいますと、現実の厳しさが幾分かは沁み込んで来る次第。想い出に浸っているくらいが丁度、宜しいようです。

 返信の序に、もう一つ無駄話をさせて下さい。
 45年前に福島県某所に赴き、安宿のご主人に「尾瀬の水芭蕉は有名ですね。今や集客力も凄いのでは?」などと話題を振ってみたところ、返事が何と、
 「水芭蕉の花の後は、葉っぱがどんどん成長するばかり。それで、子供の頃は、家畜の餌にする為に草刈が放課後の必須作業で、毎日が重労働の連続です。『一体、何が観光誘致の水芭蕉だよ!』と云う怒りで拗ねていましたね」と反撃され、絶句した記憶があります。
 視点が異なると、もう全く異なる世界に住んでいるみたいです。
 大型昆虫の幼虫は、村の長老が食べられても、新規参入の移住者に食欲はサッパリ湧かないとの由、頷ける話です。お元気で。
by Yozakura (2022-06-01 17:22) 

川越

>Yozakuraさま
昆虫はマニアと子供のものですね。私も畑をやるまでは気にしませんでしたが、今は野菜につく虫や鳥、獣を見ると殺意を抱きます。(^^;

カミキリムシの幼虫もおそらく焼いて食べたら美味しいんだろうなと想像はできます。そんな映像を見た記憶もあるし、蜂の子も美味しいと思えますから。でもあのサイズはちょっと勇気がいりますね。持つのはともかく、口に入れるまでが気持ちの上で大変です。

水芭蕉はこの辺りにも少しですが出てきます。確かに花が終わると葉っぱばかりが大きくなって、じゃまといえばじゃまかもしれません。でも東京暮らしの頃は水芭蕉を見ると、すごく田舎で水が綺麗なイメージがあって、喜んでいた気がします。私は刈り取る必要もないので敵視はしませんが、珍しがる気持ちもほとんど消えてしまいましたが、慣れとはそんなもんかもしれません。
by 川越 (2022-06-01 18:37) 

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