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失敗した! [道具]

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昨年の秋にこちらに移住して仕事をしていた若い女性を、頼まれてキノコ狩りに連れて行った。その際に「ナタが欲しいので探して欲しい」と頼まれていた。しょっちゅう山に入るようなので春までには探しておくと返事をして、年末には上の写真のナタを手に入れた。

サビがあるけど、土佐の手打ちとして売られているもの。値段は結構高い。鋼が波打っていていかにも高級そうだけど、これはたぶん最初から加工されている利器材と呼ばれるものだろう。このご時世それは良いとしていたけど、高級品だからとうっかりしてしまった。

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この写真は以前手に入れた自分の使っている山用の刃物だけど、刃物の縁の部分が白く光っているのがわかると思うけど、これは光っている部分以外が凹んでいるため。つまり平らな砥石に当てた時に研げるのは縁の部分だけ。一部しか研がないのですぐに研げるし切れ味も鋭い。

ところが一番上の写真の裏は白い部分が広くて、実際は裏全体が平面になっている。研ぐ時には硬い鋼全体に砥がないといけないので時間も手間もかかる。何より問題なのはこういう裏の作りの場合、平面がきっちり出ていないのが普通で、砥石に一部分しか当たらず、刃先が砥げない。

どうしてこういう道具が高値で売られるのかわからないけど、意外とこんなナタが普通にある。でも初めてのナタがこれじゃあ自分で研ぐことができないし、研げない刃物は意味がないので、ヤフオクで新たに探してみた。

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一応裏が凹んでいるタイプだし、柄の部分の中子を止める釘も1本なので概ね大丈夫だろうと思うけど、まだ油断はできない。裏の凹みが叩かれたりプレスでなくグラインダーで削ったものだと、刃先が研ぎ減って来た時に鋼がなくなる可能性がある。

年に何度も使わないなら問題はないとも言えるけど、日常的に使う道具としてはこれは困るが、ネットで買う場合は判断ができないのがもどかしい。
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