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アルコールストーブ飯 [アウトドア]

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しばらく前に買ったエバニューチタン製アルコールストーブ3点セット(ti500mlマグポット、tiアルコールストーブ、tiアルコールストーブ用スタンドDX)。全て「Ti Mug pot 500」に収納可能。

実を言えば過去のキャンプや山歩きでは、焚き火を別にすれば調理は全てガスかメタ(固形燃料)ですませていたので、アルコールストーブを使ったことがない。それにアルコールストーブのメリットを感じたことがなかったことも理由になる。

メリットは何だろう?たぶん一番は軽量でコンパクト、そして単純な作りで壊れることがない、燃料の補給が簡単、寒冷地でも簡単に着火する、メンテナンスフリー・・・くらいかな?でもこれはほとんどメタと同じ。

デメリットは火力調整ができない、一度点けたら燃料補給がすぐにできない、風に弱い傾向がある、途中で火を消しづらい、長時間使えない、ガスに比べれば火力が弱いって感じ。

これまでガスやメタで不都合を感じていなかったので、アルコールストーブの魅力にはあまり気がつかなかったけど、今回は何となくチタンの軽さに負けて使ってみたくなってしまった。多少重いけど真鍮製も使い込んだら渋くてよさそう。

キャンプや山歩きは当分できないので、試しにお昼ご飯を炊いてみることにした。ただしコッヘルはセットの薄いチタン製じゃなくて、お米を炊くことに特化した肉厚0.8mmのアルミ製。

アルコールストーブは初めての経験だけど、これがびっくり。火力が弱いと聞いていたけど、鍋を乗せないと炎が10センチ以上の高さになるけど、逆にこれは強すぎるんじゃないだろうか?調整ができないので余計にそう感じる。

室内だし、気温も低くないからだろうけど、とにかく火力が強くてアルミコッヘルがすぐに沸騰してしまい、2分くらいで吹きこぼれが盛大に始まってしまった。いやいや、流石にこれは早すぎでしょう。

というか、この調子で吹きこぼれていたら絶対に水がすぐになくなって焦げるし、米も炊けずに芯が残る。火力調整ができないのは大きなデメリットだ。コッヘルを持ち上げたりしたけどどうにもならず、仕方がないのでアルコールストーブでご飯を炊くのは諦めて、これまで通りの固形燃料(メタ)を使うことにした、

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火で炊くと炊飯器の半分の時間で炊けるし(30分で食べられる)、何となく気分的には美味しい気がする。でも今回は最初に吹きこぼれを盛大にやってしまったので、やっぱり水が少し足りなかったようで少し焦げ付かせてしまった。おこげを食べるなんて何年ぶりだろう?でも食べられないほど焦げたところもなくて、美味しく食べ切った。

今回の実験でわかったのは、アルコールストーブは(エバニューチタンストーブ限定かも)火力が強くて炊飯には向かないこと。でもアルコールストーブは、ご飯を炊くには火をつけたらほっておいても勝手に炊けるって聞いていたんだけどなぁ。

単純に水を沸かすだけなら最高かもしれないから、トレランのように時間を節約したくて、食事に時間をかけたくない、軽さがとにかく大事な人にはいいかもしれない。だけど、そういう使い方は自分の場合は稀になる。使う量で火力の調整もできるし、取り扱いも含めてメタ(固形燃料)のほうがずっと使いやすい。

でもアルコールストーブの五徳兼風防は一人用の焚火台として十分使えるし、固形燃料の台としても普通に使える。専用コッヘルに入れてコンパクトに運べるし、軽いので荷物を軽くしたいサイクリングやソロキャンプには使いやすそうだ。でも春までにもう少しいろいろなシーンで使い込んでみよう。印象も変化するかもしれない。
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