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釣りキャンプ [釣り]

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土曜の夜から長野の鬼無里に釣りキャンプに行ってきた。毎年の楽しみにしているキャンプだけど、なかなかタイミングが合わないこともあって行けたり行けなかったり。でも今年は一度は諦めたけど、どうやら都合がついた。

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初日は早朝から標高1,000m近い源流へ。自分も小さな岩魚をポツリポツリと釣りながら、4時間ほど経った時、前を釣っていた「信州の隠れ宿 まほろば」のご主人が「熊が出た!」とそっと一言。ここは熊の生活圏、私たちはそこで遊ばせてもらっているわけだから、彼らが主導権を持っている。昼まで釣ったこともあって、この日の釣りはここで終了。昼からはテントサイトに戻って酒盛りとなった。

当てはもちろん今日釣った天然イワナ。天然わさびと刺身に始まり、基本の塩焼き、岩魚ご飯に三つ葉を散らし、骨酒と、ついつい一升瓶も空になってしまった。

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ところでこの標高1,000m以上の源流。所々に貝の化石があるのを発見した。1つ2つあるのではなく、結構な大岩にもまとまって化石が見つかる。かつてはこの内陸の山も海底にあった現実と、人が入らない源流のちぐはぐさに不思議な感覚に陥った。

そういえば移住先の山の中でも化石を見つけたけど、その貝は海底3,000mと言う特殊な環境で生きていた貝だった。隣の温泉も海水が封じ込められたものらしいし、地球というのはどうもすごい活動をしているらしい。

思えばこの辺りはフォッサマグナの真上。特に新潟、長野は元々は平地だったものが沈下して深海になり、次に隆起して地上に出て山になったらしい。一億五千万年前の地殻変動を目の当たりにすることができるのはかなり稀な場所ということだけど、紛れもなくここはそういった場所のひとつのようだ。
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