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調理器具 [アウトドア]

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昔は冬山といえばガソリンストーブしか選択肢はなかったけど、いまは調理用ストーブの類も様々あって、選ぶのに迷うというか、それもまた楽しい。昔ガソリンストーブはコールマンだったかを2種類ほど使い倒して、腐食したパーツも交換して使っていたけど、ガスカートリッジが使い物になるようになったら、そればかりだった。

古い道具のメンテナスも楽しい面はあるけど、実用性を考えると手間のかかるのは自然と使わなくなってしまった。たぶん自分の歳も関係していると思うので、今ならまた違っていたかもしれない。

最初のガスストーブは確かEPI製を使った気がするけど、今手元にあるガスストーブはスノーピークのギガパワー。90gの小型ストーブだけど、冬山に行かなくなってからはガスストーブも相棒とのキャンプ以外では使わなくなった。

ガスの場合、連泊の場合はガス缶を複数持たなければいけないのと、ガスの残りがわからないので(計量すればいいけど)、一泊でも気になる時は2つ持たなければいけないのが、嵩張るし重量は嵩むし、空になってもザックの中で占める容量は変わらないとか、残量が少なくなると火力が安定しないとか、気になるところも多くなってしまった。

それに替わったのが固形燃料のメタ。風防を使えば実用性に問題はなく、小さな固形燃料2つあればラーメンが作れるし、1つでもコーヒー1杯飲む程度のお湯は沸かせる。写真の手前右にあるのはいつ買ったのか忘れたけど、一人で釣りに日帰りで行く時はよく持ち出した。サイクリングではその左にある四角い台形のものがメイン。

振り返れば付き合いはメタが一番長い。最初は高校生の頃、メタとラーメン、インスタントコーヒーを持って、目的地もなく自転車に跨って走っていた。適当な場所で足を止め、腹ごしらえをして帰ってくるだけだけど、それが楽しかった。

最近は・・・というよりも、歳をとって田舎暮らしをするようになってからは、キャンプする場合はサイクリングでも軽量化ばかりでなく、焚火台を使うことが多くなった。一人で夜の時間を過ごすには、能率ばかりじゃないと思うようになったのが大きい。

火を焚いて暖を取り、調理をして、ゆれる炎を眺めつつ薪を焚べ、少々のお酒を飲みつつ時間の過ぎるのを忘れる。サイクリングであちこち走るのが目的というよりも、いい場所を見つけてのんびりキャンプするのが楽しい。今はお湯を入れればおいしいご飯もカレーも食べられるのに、あえて焚き火で時間をかけて調理するってのも、ひとりで時間を過ごすには都合がいい。

それと最近手に入れたエバニューのアルコールストーブ(クッカーとミニ焚火台の3点セット)は、使い方がわかると軽いし火力も強いし、調整すればご飯も炊けるし、思いの外使いやすいことがわかってきたので、しばらくは使い込むことになりそうな気がする。

3月になり、春が近くなるかと思ったら、2月と入れ替わったように冬に舞い戻ってしまったが、なんにしても今年は春が早そうだ。雪が消えたら何を持ってどこに行こうか?
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