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大きな斧と鎌研ぎの依頼 [研ぎと目立て]

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先日包丁と鎌を研いだ人が、今日は大きな斧を二本とこれまた大きな鎌を二本持ってきた。どこかで捨てると言っていたのをもらってきたらしく、どれも酷い刃こぼれがいくつもあって、今回も鎌の半月形が大きく凸凹になって原型をとどめていない。

特に斧の方はパチンコ玉くらいの刃こぼれがあって、ちょっと手間がかかりそう。おまけに鎌の一つは先が3センチくらい欠けているようだ。おそらく一世代、数十年単位でしまわれていたものだろう。

例によって手を入れる前の写真がないけど、なんとか使えるようにした。柄も相当な年代物のようで、曲がりが出て表面もくすぶっていたので、きれいに磨いてみた。残念ながら斧の一本は鍛接が悪かったのか、ひつ穴(柄を入れる穴)が割れていたので私では修理不能。

でも昔の道具は酷いサビで覆われた状態でも、大抵はサビを落とせばきれいな地が出てくる。この道具もこれでまた10年以上は問題なく使えるだろう。
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