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山に入る時の非常用装備 [道具]

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昨日、よくコメントを頂くmintonさんのブログ「あなろぐちっく」で山歩きの装備の話が出ていた。季節によって持つものは違うけど、半日のよく知る山歩きでもしっかり準備をしているのはさすがって思った。

自分の場合は家の周りの知っているところばかりなので、ほとんど非常用装備は持たないけど、それでもあまり知らないところに行く時や、冬場には万が一のことを考えて簡単な装備を持つようにしている。

右上からタイラップ10本余り。場合によってももう少し長いものも。これは冬場にカンジキを使って山に入る場合、万が一カンジキが折れたりばらけたりすると歩けなくなり、移動することができなくなるため。普通に3〜4m積もるので、動こうとしても埋まってしまい、すぐに低体温症で終わる。

逆にカンジキを履いていたために埋まった時に足が抜けなくなり、そのまま埋まってしまうこともある。以前は冬から春にかけて山で亡くなる人が多かったと聞く。カンジキは無理矢理外そうと思えば外れる程度に縛っておくのがいいらしい。話が逸れました。

左にあるラジオペンチとステンレスワイヤーも同様の使い方だけど、ペンチがあると短時間の止血にも役立つかとは思っているし、刺さってしまった手では抜けないもの抜ける可能性がある。

その下は小さなステンのコップ、メタ(固形燃料)が使える折りたたみ式の五徳。あると無いとではまさに雲泥の差になる折りたたみ式風防。これは息抜きのためというよりは、低体温症になりかけた時に、最も手軽に体を温めるのは温かい飲み物というのを数回経験しているため。サーモボトルならなお手軽だけど、重くなるかな。もちろん持つときもある。

その下は伸縮性の包帯、折りたたみ式の鏡、バッテリーライト。鏡は目にゴミが入った時用で、地面に立てられたり、木に下げられると使いやすい。

その左の細々としたものは蜜蝋のロウソク、ワセリン、テープ、ケースに入れた岩塩。このケースはライトにつけることでランタンになる。岩塩は手足がつる時に少量を舐めることですぐに治せる。冬場は周りを囲うと風の影響がなくなり、小さなローソクが意外に暖かいのは過去に経験済み。

その下は完全防水のタープ代わりのシルナイロン製シートと細引き。体に巻くことで防寒にもなるし、突然の冷たい雨対策にもなる。黄色いのは115カロリーの自転車用補給食。

これらを左上の黒いバッグに入れてベルトに付けている。そのバッグの下にあるのは小さなケースに入れているもので、裁縫用針と糸、その下がボタン類、左の小さなプラケースに入っている青いものは、外科手術用のメスの先と針と糸、その下がピンセット、爪切り、精密ドライバーのマイナス、注射針の太いもの。注射針は刃物なので、とげぬき時のカッター兼搔き出し用。

裁縫セットは文字通り恥ずかしくない程度に繕って人里を歩くため。実は以前転んでズボンを派手に裂いててしまい、股間があらわになったことがある。その時も裁縫セットがあってなんとかなったので、それ以来持ち歩いている。

あまり大怪我は想定していないし、その場合は携帯で助けが必要になると思っている。でも目にゴミが入ったり、太い棘が深く刺さった、転んだ拍子に枝が刺さった、つまずいて転んで裂傷ができたなど、なんとかしなければならないことは最低限できるような感じにしている。以前はこれにボルタレンなどの痛み止めを入れていた。

これ以外にも水、ティッシュ、マッチ、手ぬぐい、刃物、秋から春にかけては雨具は普通に持つので割愛。皆さんも何か役立つ装備があれば教えてください。
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