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鋸の目立てと移住者気質? [研ぎと目立て]

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今日の依頼は東京から地元に戻ってきた若者からのもので、2年ほど前に実家が空き家になってしまい、戻って独り住まいをしている。その家にあったノコギリらしいけど、よく見ると長いのこぎりが折れていて、それを自分で目立てして使っていたものらしい。

折れているためか少し板に狂いが出ているけど、歯の方は目立てしてあさり出しをすれば問題なさそう。作業もそれほど手間がかからず1時間足らずで終了。だいぶ慣れてきたのか、目立ての時間も短くなってきたようだ。この調子で刃物やノコギリの目立てや研ぎが来てくれれば良いんだけど。

ちなみに料金は500円。基本一回に持ち込む量に関係なく500円を頂いているけど、数に応じて多く置いていってくれる人もいれば、現物支給の人もいる。自分としては安くしておけば繰り返し来てくれるという思いがあるし、使った反応がもらえればそれでいいとも思っている。

それに今日は目立てしたものとは別に、小さい鋸を買ってくれた。古い道具を手入れしながら使ってくれる人が増えたらそれも嬉しいことだ。

なんとなく、ここは若い移住者に古い道具を使いたい人が男女ともにいるのが面白い。田舎に住みたいと思うくらいだから、あまり近代的なものにお世話になりたくない気持ちがあるのかもしれない。

そういえば田植えや刈り取りも手でやっている人がいたり、山から材木を運び出すのにあえて古いやり方で馬を使っている人もいる。彼らもノコギリや鎌、ナタ、オノなど、古い刃物を持ち込んでくれる。
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