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獲って食う [釣り]

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数日前に川で動きを試したルアーを使って、昼前に少しだけ釣りをしてきた。予想通り、狙ったところで1尾釣れたけど、渇水が進んでいてさすがに魚が出てくれない。

残念ながらこの1尾だけで他のルアーでは釣れずに帰ってきたけど、これで前回とってきた尺オーバーと合わせて、相棒と1尾づつ食べることができる。あっ、今回はあの小さな川にしては大きめで、ちょうど30センチでした。

でも手にしたら暴れてもう一個の針が左手にズブズブズブ・・・。げげっと思ったけど、一応カエシは潰してあるのでことなきを得た。しかし帰ってからルアーを見たら、太軸の針が伸ばされていて危ないところだった。



ところで、獲って食うといえば、昔はよくこんな言葉が聞かれた。夜日が落ちてからも外で遊んでいると、「鬼にとって喰われるぞ」。日が暮れても釣りをしていれば、「主(ぬし)にとって喰われるぞ」。夜泣いていれば「怖いもんがきてとって喰われるぞ」と。

何かと言えばこの「とって喰われる」というフレーズを耳にしたような気がする。もちろん戒めのために言われていた言葉だけど、今の子供達はそんなことを言われてもちっとも怖いとは思わないのだろうし、鬼なんて言っても馬鹿にされるのがオチか。

いまや田舎ではともかく、都会ではほんとの闇夜もないし、鬼も川や山の主も棲み家をなくし、人はいつしかとって喰われることを忘れ、取って食うことだけを考えるようになった。こんなことを続けていると、いつか忘れた頃にしっぺ返しを喰らうことになるのかもしれない、なんてね。
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