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40年前の自転車がすごくいい感じ [サイクリング]

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数日前に組み上がった自転車で走ったのが、今年の初自転車でした。それが嬉しくて今日は午前中にちゃんと自転車ウエアに着替えて4時間、45キロくらい走ってきた。といっても頑張って走ったわけじゃなくて、息が乱れない程度に軽く走ってきた感じ。アベレージで見ればいつも通りの時速10キロ。でもざっと40年振りに乗った古い自転車の感じは、なんというか軽くカルチャーショック。

というのも、きついはずのところがなぜかよく走るように感じてしまう。あれっ、こんな感じじゃないはずなんだけど?

「そりゃギアが軽いんだから当然じゃないの?」と思われるかもしれませんが、MTBでも走っているコースなんで場所場所でどの程度のキツさかは分かっているつもりなんですが、なぜかよく進む感じがある。

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いくつか思い当たるのは、1つにはチェーンの違い。昔のギアは5段で、今のロードは11段。ほぼ同じ幅に倍のギアが並ぶので、ギア板の厚さも間隔もチェーンの幅も当時よりもずっと薄くなっている。もちろん耐久性は今の方がないわけで、走っていて切れることもある。昔の規格は今より丈夫ってこと。ピストでも厚齒と薄歯じゃ踏んだ感じは結構違う。

2つには太い高性能チューブラータイヤ。ロードレーサーのタイヤは22ミリ幅くらいで、空気圧が7キロ前後もある。それが太さが3ミリくらい増えて空気圧は3分の1になっている。荒れた路面で跳ねてしまうのは圧倒的にロードのほうだし、駆動輪の太さはパワーを路面に伝える点で大きなメリットなんじゃないか。

3つめはあまり大きな違いとは思えないけど、チェーンライン。126ミリ幅に5段フリーなんで、その分を車輪のオフセット減少に当てているけど、普通のローギアの位置よりも1枚外の位置でローが使えるので、ちょっと有利なのかなと今日走っていて思った。

あとはクロモリのロングホイールベース&ロングリヤセンター、ってくらいしか頭に浮かばないけど、とにかくこれはどういうことなんだろうって感じ。明らかにクリンチャーの23Cのいいタイヤと言われるもので走るより、速いとは言わないけど、よく進む感が強い。

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う〜ん、最先端とは言わないけど、それなりにいい機材を使ってきたので過去のパーツの方が走る感覚が強いってどうよ!って感じ。

やっぱり自転車はタイヤの太さ(空気量)としなやかさ、それにチェーンの厚さ、ギアの厚さからくる駆動効率が全てなのか?でも、もともとチェーン駆動の効率はすごく優れているはずなんで、そんなに変わることはないと思うんだけど。まっ、いい経験になったことは確かです。

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今日も最後はイカリソウ


ところが古い自転車でショックを受けていたら、現在の自転車はもっと凄いことになっていて、タイヤは太くなって、チューブレスが当たり前のように使われているらしい。ギアチェンジも電動だし、ブレーキは油圧式のディスクブレーキだし、もう自分には出る幕はないなぁとつくづく感じました。まあ、年寄りは身の丈に合った自転車で余生を楽しみましょうか。
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