8月の宿題を済ませた気分(関田峠) [サイクリング]
昨日の休日、8月中にはトライしようと思っていた関田峠コースに行ってきた。下りでちょっとコースを間違えたりして走行距離は約120キロ。獲得標高は2,972m。所要時間は休息込みで7時間05分。曇りで日差しがキツくないのが幸いした。
全体のアベレージは時速16キロちょうど。自宅から峠までは4時間ちょうどで、アベレージは13.75キロ。峠からの下りや帰りのルートを考えれば、帰りに3時間は遅すぎだなぁ。
と、記録的にはこんな感じ。東京で長年お世話になっていたフレームビルダーの千葉洋三氏には「上りはケイデンス80回転、23キロ以上でお願いします」なんて無茶なことを言われているけど、特別目を引くような数字は残念ながら何もない。だけど自己満足としては十分頑張った感じ・・・と思う。
ところで、このコースは長野側から登ったことはあるけど、新潟側からは隣の牧峠に登る途中から分岐する道を見つけたのが発端だった。だけどその道はけっこうな難易度で、初めて走るこの農道のような林道のような道に入ってからはアベレージが9キロに落ちている。
でも以前走った隣の牧峠の舗装の上り10キロはアベレージ11キロで、登り返した伏野峠はアベレージ10キロだったことを考えると、9キロ出ていたなら十分に頑張っているかも。
向かいの山の斜面に道が見えるけど、一度谷底まで降りなければいけない
と言うのもこの道、一山超えて一旦谷底まで下り、再度登り返すと途中から林道菅平線という道になり、これがなんと未舗装路。5キロ程度で短いし荒れているわけじゃないけど、タイヤは細くて軽いロードレース用。砂利の深い道はタイヤが埋まって走れない。思わず目を疑ったがここまできて戻る選択肢はない。
ダートが分かっていれば太いタイヤにしてきたんだけど・・・
「歩くよりは早いさ」と言い聞かせながら登ったけど、途中からは下りになった。上りは体力があればなんとかなるけど、下りはさすがに無茶すれば簡単にパンクや落車してしまうので、ゆっくりゆっくり。おかげでパンクはなかったけど、ここで体力がだいぶ消耗した。
林道を抜けるとこんな広々としたところに出る。でもここから峠までが一番勾配がキツく感じた。
1,119mの関田峠は家から55.2キロ地点。およそ全体の半分を消化したことになり、ここまで来れば気分的にはすっかり楽になる。お弁当を食べていると風が冷たくて、汗をかいた体には寒いくらい。でも紅葉には流石に早くてちょっと残念。きのこの姿も見なかったなぁ。
峠の標識で自転車の記念撮影をしていたら、車で上がってきた老夫婦が「お若いですね、お幾つですか?」と言ってきた。「まだ若いんですよ」と、笑って答えると「そうでしょうね、楽しんでください」ときた。
この夫婦、どうもこの辺りの道が好きなようで、あちこち走っているらしく「あの道は静かで気持ちがいいですね」などとお互いに話が合うところがあって、自転車と車なのにこういうのも楽しくて良い感じ。
峠まで来てしまえばあとは下って、平坦な道を帰るばかり。ダイナミックな下りは20分も走れば終わりになるけど、相当気持ちがいい。でも上りですでに両足のハムがつり始め、大腿四頭筋もつり始める。
コーナーで踏ん張ればふくらはぎもつれば、スネもつるって感じで、油断するとどこかがすぐにつって動かなくなる。おかげで空き地に視線がいってしまい、ヘアピンでコースアウト。危なかった。
要は運動不足がもろに出ているわけで、どうしようもない。残しておいた梅干や塩を舐め、ミネラル水を飲み、コーラを飲み、甘いものを食べ、とにかく誤魔化し誤魔化し、どうにかやっと帰ってきた。東京時代ならこのコースも「疲れそうだな」とは思っても、「上れるか?」、「帰ってこられるか?」という不安はなかったはずだから、自分的にはちょっと情けないけど、無い物ねだりをしてもしょうがないよね。
帰りは周りを眺めつつ、足のご機嫌をとりながら走ってきた。写真中央には飯山線の二両編成列車が走っている
でもよく食べて飲んだおかげで意外と体重は落ちていなくて、-400gくらい。お弁当には1.5合のおにぎりを持っていったしね。上手く走れたんじゃないだろうか。
次は峠3連ちゃんの夢のコースだけど、いまの体の状態じゃちょっと無理。トライするのは来年以降になりそうだ。でも坂道を見るだけでめげていた数年間に比べればずっとマシ。自転車を楽しみつつ、少しだけ頑張ろう。無理してもしょうがないしね。
でもなぁ、よく数字を見てみれば今回だって結構良い数字。これより距離でわずかに16.8キロだけアップ、獲得標高で743mアップと考えれば、あまり大したことはないか?足さえ攣らなければ行けそうな気がするけど、その足が問題なんだよな。でも冬がくる前にやってみようかな?
しかし知らない道を走っていると、よく「こんなところに道があるのか、どこに通じているんだろう?」って思う。そんな知らない道を地図で確認しつつ、いろいろコースを覚えるのも楽しいんだよなぁ。
距離 120㎞
獲得標高 2,972m
時間 7時間05分
アベレージ 16㎞/h
峠までは4時間ちょうどで、アベレージは13.75㎞/h
機材メモ
F=ミウラホイール24H SOYO 6.8bar
R=GP-4 32H パナ ミルラム 6.8bar
Free=14・18・21・24・28・34T プロコンペ6S
Chain-wheel 44×32 L170ミリ
上り専用腰用サポーター
レッグウォーマー・半袖・夏用アンダー
行ってきます [サイクリング]
以前の日記で、「次の目標https://photo-bici.blog.ss-blog.jp/2021-08-07」としていた、100キロオーバー、獲得標高2,700mオーバーのコースにトライしてきます。目標は8時間だけど、これは洗濯物をしまうのに、夕方までには帰りたいため。(^^; 慌てずに走ってきます。記事はまた戻ってから。
どこの山だったかな? [田舎暮らし]
今日は朝のうちに夕食用にキノコを取ろうと近くの山に行ったけど、昨日の暑さがまずかったのかほとんどのキノコにはもう虫が入っていて食べられない状態だった。こういうのはタイミングだから仕方がない。
ところが家に帰ってポケットに手を入れると、上の硬貨が出てきた。そういえばいつか山で拾った記憶はあるけど、あれはどこの山だったのかさっぱり思い出せない。まだ最近のことなんで、何箇所も歩いてないはずだけど、記憶がないというのは困ったもんだ。
サビサビだったのでワイヤブラシでこすったら、5銭とあり明治22年のもの。額面が5銭の硬貨は、明治・大正・昭和時代に発行されており、その種類はなんと12種類もあって銭貨の中では最多らしい。
この硬貨は「菊5銭白銅貨」で、発行年度は1889年(明治22年)~1897年(明治30年)とあるので、このタイプでは最初のもの。これが明治28年銘だったらプレミアらしいけど、これは未使用品でも大した値がつかないものらしい。
とはいえ、明治22年に作られた硬貨が山の中で拾えるというのは、どんな縁があるのやら。そういえば以前も山の中の古道の神様を綺麗にしていたら、寛永通宝が出てきたことがあるけど、こちらはさらに古い1626年から68年のもの。
二枚別々に拾ったけど、一枚は置いておいたのに粉々になってしまった。空気に触れたのがよくなかったのかな?もう一枚は1万数千円程度の値がつくらしいとは最近知ったけど、売ってしまうのはどうも憚られるような気もする。
そういえば現代の10円玉も拾ったことがあるので、お揃いで写してみた。この10円玉は昭和38年生れで私よりも若い。しかしここいら辺の山の中には古道と呼ばれる細い道の跡があちこちにあるけど、807年に坂上田村麻呂が奴奈川姫を祀るために創建したと伝えられる、国指定重要文化財「松苧神社」に向かって、昔からいろいろな人が山に入っていたんだろう。
今日は軽トラ市 [イベント]
先月に続いて今月も地元の「軽トラ市」というマーケットが日曜日に開催される。朝は8時に搬入を済ませて、半日頑張ります。今回は少し出品するものに変化を出してますが、人が来てくれるかどうかが1番の問題です。
効率としてはヤフオクの方がずっと良いけど、あまり人が来ないような気もするけど、刃物研ぎを期待してくれる人もいるし、新たな出会いもあるかもしれないので楽しみでもあります。
今年最後かな? [釣り]
金曜日は朝から霧が出て快晴の予感。その予感通りの天気になったけど、日差しはきついのに気温は意外と低くて24度止まり。でも日向は暑くても日陰は涼しいってことで、過ごしやすいのは確か。
そんな日中、家にいるなんてもったいない。この先いつ行けるかわからないので、近くの渓流に好みの釣竿を持って自転車にまたがった。
現地にいたのはたぶん30分か精々40分。残念ながら1尾も釣れなかったけど、尺前後の岩魚がルアーを追う姿を見せてくれた。もし次に行くことがあれば、たぶん釣れるんじゃないだろうか。でもまあ、今日の水は渓流らしくキンキンに冷たかったし、釣れなくても渓流で遊べたことで満足できる日もある。
今年はほとんど釣りができなくて、釣れたのは僅かに1尾だけだったけど、川は逃げないし、自分が生きている程度の期間は何も変わらずにいるだろう。また来年以降のお楽しみだ。
小刀の研ぎ [研ぎと目立て]
あまりに雨ばかりだとちょっと気分が盛り上がらないし、今週末には軽トラ市があるので手持ちの小刀を研いでみた。手持ちの仕上げ砥石と、準仕上げ砥石の調子を見るというのもあった。
中砥を使わなかったので細かな刃こぼれが取れていないけど、しのぎ面の仕上がり具合を見ることが目的の一つだったので、刃先の仕上げは次回に。でも髪の毛を切るくらいの刃にはなっている。
上の砥石が仕上げ用の菖蒲谷長四郎山の戸前浅葱。写真の右から1/3くらいに大きな筋が入っていて値段は安いけど、仕上げ砥石としての性能は最高級で、筋も触ることはあっても傷がつきにくいのが面白い。鋼も地金も鏡面系の仕上がりで、緻密な刃がつく。
下の砥石は山がわからないけど、使った感じはたぶん大平山の巣板じゃないだろうか。白巣板の巣なし蓮華で、サイズも厚さも十分なのでたぶん二桁諭吉の高級品だと思うけど、こちらはもらいもの。こちらも仕上げ用としても十分で、三徳包丁などはこちらで仕上げとすることもあるけど、刺身包丁だともう一段繊細に仕上げたくなる。
この砥石は地金部分が曇って砥げるので(大平山の巣板にそんな性格のものがあるのか知らないけど)、刃物によってはこちらで化粧研ぎをして、鋼と地金の境を鮮明にして刃先の1ミリの1/5くらいを仕上げ砥石で精密な刃をつけることもあり、手持ちの砥石の中では貴重な存在。もっとも化粧研ぎは頼まれてもやらないので、あまり出番はないけど。
嬉しい発見 [サイクリング]
田舎に移住する時、当時はロードレースの世界にどっぷり浸かっていたこともあって、最近夢中になっているクロカン(パスハンター)車の古いパーツや今は使えないメンテナンスの道具類はほとんど全て友人に譲ったり、廃品回収にまとめて出してきてしまった。
今年になって40数年前の古い自転車をレストアして乗り出すなんて、ほんとに全く考えもしなかった。それでも田舎にフレームだけでも持ってきていたのは、たぶんレースもできなくなり、若かりし頃の思い出を捨ててくる気になれなかったからだろう。
それが今年になって古い鉄製のフレームをいろいろいじっていると、「ああ、あれを持ってきていればなぁ」と後悔することが多かった。古いパーツをメンテナンスするには、当時の古い道具がやはり使いやすいのだ。
ところが今日、少しだけ持ってきていた自転車関連の小物などを入れた段ボールを漁って、小さなネジを探していたらこの二つの道具が出てきた。ひとつはハブシャフトを抑えて、玉当たりの調整をしやすくするもので、手前はブレーキのゴムを押さえてワイヤーの調整を劇的に楽にしてくれるもの。
車輪もブレーキも乗り込むとすぐに調整が必要になる。触るたびに「ああ、あれがあればなぁ」という想いと、「なんで捨てちゃったんだろう」という後悔の気持ちに駆られていたので、これを見つけた時は「まさか!」と、信じられない気分だった。これはほんとに嬉しい。
久しぶりのサイクリング [サイクリング]
今日は随分久しぶりに1日晴れの予報になった。幸い今日は(火曜日)仕事もないので久しぶりに自転車を外に出した。なんと丸一ヶ月ぶりだ。8月中にはちょっと遠くの峠を越えてこようと思っていたのに、雨ばかりで全くチャンスがなかったのが残念。
今日は晴れたので時間的にはこの峠にトライすることもできたけど、30日以上も自転車に乗っていないので、全く走れる気がしない。なので今日はまた最初から体作りのつもりで2時間だけぐるりと家の周りを走ってきた。
2時間で走行距離は46キロ。道中超えた峠は3つで、それぞれ553m、660m、590m。どれも大した峠じゃないけど、標高差は合わせて1,199m。アベレージが23キロっていうのはだいぶいい数字だけど、これは短時間だからだろう。もう少し走れるかもしれないとは思ったけど、帰りにはやっぱり太腿が硬くなり始めてツル寸前。
まる一月も運動しなかったら、ほとんど元に戻ってしまうみたい。走っていた頃とは全く体の状態が違うのが良くわかる。それにとにかく頑張らないように走っているのに息が苦しいのは、歳と共に心肺機能がだいぶ落ちているんだろう。
冬まであまり時間の余裕がないけど、秋の間にはなんとか8月にトライしたかった関田峠に行ってこられるように頑張ろう。まっそれも、お天気次第とも言えるんだけどね。
距離 46㎞
時間 約2時間
獲得標高 1,199m
アベレージ 23㎞/h
前後soyo
レジナ6速ホイール 15 16 18 20 24 28
Chain-wheel ストロングライト 44×32 L170ミリ
チチタケが出た! [キノコ]
今日はずっと雨が降ったり止んだりだったけど、チチタケがたくさん出る場所でもしかしたら出ているかも知れないと思い、雨の様子を見て出かけてみた。この辺では通常は7月中旬から出初めて、8月中旬で終わるキノコだけど、今年は夏の間は全くキノコが出る雰囲気がなかった。
雨は多いので山に水分はたっぷりだけど、気温が思うように上がらなかったのが良くなかったんだと思うけど、ここのところ数日だけど気温が上がったのでもしかしたらという気持ちがあった。
すると入り口からちらほら出ていて、ちょうどいいタイミング。大量発生とはいかないけど、50〜60本はいい状態のものが採れたから満足。
残念ながら雨が強く降り始めたため、ヤマドリタケが出るところを見てくるほどの余裕がなくて、そっちは見られなかったけど、けっこう毒キノコも含めて色々出てきているので、そろそろほかのキノコも出てくるかも。この調子で秋のキノコが出てくれるといいんだけど。
チチタケが少し出てきた [キノコ]
ずっと夏のきのこが出てこなかったけど、今日見に行ったらチチタケが少し出ていた。カワリハツも一つあったので一緒に採ってきて、相棒にそばつゆにしてもらった。一年ぶりのチチタケを使ったそばつゆは美味かったぁ。でもこういうのを食べると、市販のキノコがなんと味気ないものかと思ってしまう。田舎暮らしの良いところだけど、もう少し沢山撮れると良いなぁ。欲張りかな?
いちじくの挿木 [花・植物]
夏前にイチジクの枝を切ったものをもらってきた。たぶん剪定は秋の終わりにやるか春なんだろうけど、イチジクは強いというのでもらってきた。なかなか芽を出さないので根付かなかったのかと思っていたけど、水やりだけは頑張っていたら先月からの雨降りが効いたのか、芽が少し伸びてきた。
流石に今年は実がなることはないだろうけど、来年は実がつくと嬉しい。でも熟す前にカミキリムシや鳥の餌食になるんだろうなぁ。イチジクは木についたままで熟さないといけないらしいから、美味しいイチジクを食べるのは至難の業かも知れない。
茗荷と大葉 [野菜]
先週の金曜日にはまだ大丈夫だったのに、今日はもうほとんどの茗荷から花が出てしまいスカスカ間近。大葉はまだしばらく大丈夫そうだけど、茗荷は山に行かないとダメかもしれない。
実を言えば茗荷も大葉も玄関先に生えているけど、特に茗荷は毎年採っているせいか少し小さくなってきた。なので今年は休ませようとあまり採らないようにしている。それでも畑の周りに行けばかなり採れるので問題はない。でも一気に出てきて一気に花が咲くのが困り物。
畑といえばネットを張ってからは狸に食べられることはなくなったけど、今朝はまたやられてしまった。今度はハクビシンのようだ。あいつらはネットくらいは問題にしないし、困ったもんだ。しばらく前に夜中に変な声を出していたのでわかったけど、どうもツガイがいるようだ。駆除したいところけど・・・う〜ん。どこかに行ってくれればいいんだけどなぁ。